花壇が藪・・・胸の詰まる思い

マンション管理組合が一致団結して重要事項をこなして行き、一大仕事である大規模修繕工事も終了した5月、ある住民のご婦人が訪ねて来られました。「花はとても好きだけれど、みな雑草を抜くのも辛い年齢になっている。何とかならないでしょうか…」。切々と訴えられました。「ふだん目にしている花壇は花壇ではなく、今や藪になっている」。自分はプロなのに、気づけなかった。わたしは胸が詰まる思いでした。

それから私は何枚も何枚もパースを描き、貼り出しました。理事会を経て総会では疑問の声も噴出。しかし、「一番見えるところが汚いまま。きれいにすることが絶対に必要です!」。あのご婦人の声に皆さんが賛同くださいました。藪は花壇に。

草引きが少ないドライガーデンへ

工事を終え「正月、子供が帰ってきて“よそのマンションに来たみたい”って」「草刈りが減って楽になった。ありがとう」「ホテルのロビーみたいや。きれいわー」「これで葬式をここであげられるわ」「来年のクリスマスにはエントランスにイルミネーションを飾るよ」などなど。住民の皆さんからは感謝の言葉しかなかった。嬉しかった・・・。

明るいロビーの様なエントランスへ

さらに住民コミュニティーを再生すべく、完成パーティーを開催。なんと91戸中70名の方が参加。これを皮切りにマンションのクリスマスイルミネーションやお正月用の門松をみんなで協力してつくったり、防災訓練、餅つき大会、夏祭り等マンションコミュニティー形成が今現在加速的に進んでいます。

次回は大規模改修工事に伴う【停電コンサート】を掲載いたします。