~はじめに~

ケイエムティーエンジニアリング代表の村上賢一

はじめまして。ケイエムティーエンジニアリング代表の村上賢一です。

ここでは私が経験した様々な体験や想い、またイベント開催におけるお知らせやNEWSといったものを掲載致します。

今日は私が「アライブドガーデン」に取り組むきっかけとなったマンション管理組合理事長経験における一番最初の疑問<住民総会の機能不全>を立て直すお話を掲載させていただきます。

この事業が私の住むこの街に少しでも安心と笑顔を取り戻すお手伝いとなりますことを心より願っております。

1971年に竣工した弊社が事務所を置くマンションの理事長候補として定時住民総会に参加した2011年4月。まずわたしが驚いたのは特定の住民の身勝手な発言と、それに伴う住民総会の機能不全でした。管理組合メンバーは理事長以下、監事を含めて8名全員が経験1年以下ですから、総会で議長を務める理事長も質問にタジタジ・・・。中には不慣れな総会の進行に罵声を浴びせる方もおられる中まともに報告や審議ができるはずもありません。ただただ時間が過ぎていくばかりで審議は根本的な解決を得ないまま一部の方だけが納得するといった何ともしがたいお粗末な結果に・・・

そこでわたしは理事長就任後、従来のその場で挙手して質問する形式を「事前質問制」に変更。事前に管理組合全員が入念な準備をして回答できるように。もちろんこの方法には一部の方からの反発はありましたが輪番制により一年交代で役員が換わるこのシステムに問題があることを十分に説明させていただき、議決権をもって行使いたしました。

それでも当初は通例どおりその場で挙手して質問しようとする住民の方ももおられました。しかし、新ルールに則って、事前に寄せられていない質問は全て丁重にお断りさせていただきました。これにより、報告・審議事項に十分な時間を割り当て本来の合意形成の場とする事ができました。

その他にも多くの問題事項が山積しておりましたが、前項「事前質問性」のルール改正検討がひとつひとつの問題に真剣に向き合い、建設的な議論が交わせる場作りを心がける良いきっかけとなりました。このことが本当に多くの問題を何とか解決してく足がかりとなったのかもしれません。

次回は「花壇が藪・・・胸の詰まる思い」をお伝えいたします